また、お引越し

2011年5月11日 § コメントする

まだWordPressへ移、たいして経っていないですが、

再度お引越しです。

決して使いにくかったわけではなく、逆に利便性に目覚めて、

Website丸ごとお引越ししてしまうことにしました。

永らく、ブログも書かずにちまちまと乏しい知識を総動員して

ようやく何とか形になったので、

もしブックマークしていたりする稀有な方がいらしたら

新しいアドレス登録してくだされ。

お引越し先

⇒ http://yoshihiro-otsuka.com/blog/

今後ともよろしくお願いします。

ハイヒール/姿勢/変形

2011年3月3日 § コメントする

女性のクライアントさんには、必ずお話しすることなのですが、
ハイヒールを長時間履かないこと、パンプスも必要なときだけ、ということです。

理由は単純明快、人のカラダはそれらを履くようにはできていないからです。

いや、普通に苦もなく履けますよ、という声も返ってきそうですが、もう少し言うと、
身体はかかとを高くして姿勢を保つようにはできていない、のです。

イギリスの大学での、5センチ以上のヒールを日常的に履く人を
調査したデータを見たことがありますが、
常に短縮しているふくらはぎの筋繊維が通常の13%も短かく、
アキレス腱は肥厚になっていたそうです。

カラダにとっては決して楽ではない姿勢でも、
常にその姿勢を続けていると、カラダはその姿勢を維持するために
健気に努力します。働きます。

このケースでいくと、長い筋繊維を常に収縮させておくのは大変だから、
新陳代謝の中で繊維を短く作り変えてきたということです。
もちろん筋膜も相当萎縮しているでしょうね。

ハイヒールを履くことで受ける身体への影響は、
当然これだけではありません。

たとえば、
ひざ、腰、背中にも常に負担を強いられますし(腰痛、肩こりに)、
足指は鋭角なつま先に押し付けられますので、
外反母趾、ハンマー足指や腱膜瘤を患うこともあります。

できるだけ足の形、動きを邪魔しないシューズを履くのが一番ですが、
どうしても必要なときは、現場についてから履き替えるとか、工夫したいものです。
ハイヒールが立ち姿を美しく見せるのも確かですが、
姿勢や身体は、悪くなることはあっても良くなることはないということです。
もちろん、男性のビジネスシューズについても同じことですよ。

施術をしていても、硬い革靴、かかとの高い靴、サイズの合わない靴、
先の細い靴、足型と大きく違う靴等を履いている方の足は、
足全体がひとつの塊のようになっていて、
足としての機能を失っています。さも窮屈そうです。

近頃はシューフィッターさんが増え、カスタムインソールを作ってくれる
お店も増えましたが、あくまで臨時の対処でしかなく、
インソールでの痛みや変形への対応は根本的な解決ではありません。
良識ある技工士さんは、そのあたりきちんと教えてくれますけれどもね。
ちなみにぼくはと言いますと、
幸い革靴などはフォーマルを着る機会くらいにしか履く必要はないので、
日常は冬スニーカー、夏サンダルです。

しかもペラペラフニャフニャの、とっても楽ちんな武術シューズばかり履きます。
コンバースすら、ぼくには不快;-)

 

では、また

 

エニアグラム/心理学/性格

2011年2月6日 § コメントする

昨年夏から、全8回で受講した
マーク・カフェル博士のエニアグラム・ワークショップ。
終了後、消化期間を経て、いくらか落ち着きましたので、
経過記録として書いておきます。

マークの教えるエニアグラムがどんなものかは、
一緒に受講した篠田氏がブログでわかりやすく書いてくれていますので、
興味のある方はそちらをご一読ください。

マーク自身、ロルファーであり、心理学博士なのですが、
ワークショップ初日に

「エニアグラムは心理学ツール」

であると言いました。

日本では、一般的なエニアグラムの認識は性格診断、タイプ分けです。
性格診断・判断も心理学といえなくもないですが、
ワークショップを通して学んだのは、決してそれだけのものではなく
優れた心理学ツールになり得るということです。

たとえばヨガがそうであるように、
本来の役割とは別の、その中のキャッチーな要素だけがいつの間にか
一人歩きして(させられて?)、希薄になり伝わっている感じです。

まあ、それだけ難解であり、グル(導師)も少なく、ということでしょう。

もうひとつわかったことは、マークの頭のいいこと :D
この人の頭の中にはどれだけ詰まっているんだ、と。
ただ、エニアグラムをワークショップで伝えるというのが、初めての試みらしく、
いささか段取りが悪かったのが残念。

どれだけ理解・熟知して、人に伝えることができても、
それだけではグルではないことはマークは当然知っていて、
わたしは可能な限りシェアしたい、という言い方をしていました。

以前にも書いたと思いますが、
マークが88年の人生で導師であると尊敬する人が2人いて、
それが、Structural Integration(Rolfing)の創始者アイダ・ロルフ博士と、
マークがエサレンでともに研究をしたフリッツ・パールズ博士です。

そして我が師、Emmettも限りなく近い高みにいると思わせる人物です。

さて、ぼくなりのエニアグラムの展開ですが、
まだまだこれから、使い物になるまでの道のりは長そうです。

ひとつの方向としては、このグラム(図)、
平面で考えていたら、罠にはまるぞ、という気がしています。

enneagram

図式としては当然2次元、平面ですが、
立体的に考えてみたいな、と思います。
これは円より球で捕らえたほうが理解しやすいかな、と。

もしグルジェフが今の時代に生きて、3Dグラフィックスを使いこなしたら、
もう少し違う表現をするんじゃないかな、という気がします。
もちろん当時も書きようはあったと思いますが、
自由自在にポイントを動かすとなると紙の上では説明しづらくなります。

その上、グルジェフは導き方がわかっていたので、
平面図で基本だけ教えれば後はどうにでもなったわけです。

まあ、ぼちぼち、学んでいこうと思います。

では、また。